所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第448回

2月23日の日常から・・

FMCが《カイシャ》であることを知らぬ人・・珍しくはない。
私が《ケイエイシャ》であることも知らなくて当然。

・・というわけで、時たまヘッドハント話が飛び込んでくる。

「有り難いお話ですが、現在カイシャ(のようなもの)を経営しておりましてぇ・・」と
ホテル・プラトン赤川一平並みの低姿勢で返答をすると、
「これはこれは大変失礼致しました〜!」てな感じで話はお流れになっていくのである。

さてさて、今年に入って突如お誘い頂いておったのが、
某食品メーカーさん(県外)に新設されるらしい商品企画広報室の指揮官っつうお話。
要するに「軍師」をやれっちゅうお話ね。
非常〜に良い話ぢゃ。(お断りしたけど・・)

なんとこの会社の社長様(私と同世代)は、以前からのFMCリスナー様でござる。
「今回のこと、ネタにしても良いです。いや、ネタにして下さい!(笑)」とメールを頂いておるので、
普通だったらオフレコなんだけど、こうして書いちゃうのであった。

しかしねぇ「FMCごとまるまる引っ越して来ませんか?」という熱烈ラブコールは初めてでござった。
※全スタッフ寝耳に水のお話ぃ〜。(今夜の臨時ミーティング時はまだ超極秘モードだったので・・)
 これを読んで「えっ!うそぉ!」と唸っているはずである・・。
 なんと今回は、スタッフと読者諸氏とが《共感》できる希有な文章なのだよ。

で、仮に移転したとして・・あくまで仮の話。

現時点で身軽に動けそうなのは、レ高木くらいかな?
彼の真面目さ、ひたむきさはFMCの誰もが知るところ。
私にとっても今や教え子云々と言うより重要な参与の1人であり、相談相手である。
ということで、彼に転勤命令を出して強引に引き連れて行ったとしてもだなぁ・・。
・・他の面々は、各々仕事や家庭を持っているから簡単には動けんわなぁ。
ちゅうことで、このお話は無かったことに。

「彼等を含めて全部がFMCなんです。そして熊本発だからFMCなんです。」と打電。
※泣かせる台詞である。

だが、私のようなエセ経営者と違って、ちゃんとした会社の社長様は非常にタフでござった。
この程度では簡単には引き下がらない。流石だ。

「サブ球場みたいな感じで、こっちにもFMCを作りましょうよぉ〜!」
・・なるほどそう来たか。

いいんですよ。いいんですけどね。
でもねぇ、2箇所で『QIC』とかやってたら、私死んぢゃいますよマジで。

「ParaTさんは、1箇所に固まってる人じゃないでしょ。動いている方が健康にいいですよ!」
・・なかなか鋭い。

「でも・・そこに居る人達が醸し出す空気がその集団の特色を出しているということを考えると、ParaTさんがおっしゃることも理解できます」
ご理解頂けたようである。

最後にこのように打電。(原文そのまま)
「私は経営者としての才覚はありません。誉めて下さる人も居ますが、儲からない経営を平気でやっているような輩はお世辞にも経営者とは呼べません。ですが、私をサポートしてくれる幾人かの仲間が『今年こそ、自由自在に企画を立案し、且つ実行できる経済力を持った集団になろうよ!』と言ってくれています。彼等の声に乗ってみることにしました。今年一年、出来る事の総てを出してみようと考えています(以下省略)」

凡そ予算も何も無いもんだから、企画することは自由でも、それが実行に至らないジレンマ。

あるリスナー様は、それに気付いたのであろう。
我々の体たらくをもどかしく思い「些少ですが寄付させて下さい」と連絡して来られた。
お気持ちだけ頂きますと返電。

社長様、リスナー様・・その後もメールのやりとりは続いている。
もちろん番組も欠かさずお聴き頂いているようだ・・。


さてさて、来年2006年4月は《FMC創立30周年》の節目。
29周年の今年。どんだけ暴れられるか?・・。
生き残る気(死ぬ気ではない)でジタバタしてやるつもりだ。
言わば30年間の総決算的総力戦。

この総力戦に参画してくれる「リスナー」「読者」「元関係者」「取り巻き」「一般人」その他諸々の皆々様からの《義勇》を切に乞うものでござる。
※ともかく《智恵》を貸して頂きたいのです。41才やや煮詰まっております故。




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