所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第288回

9月28日の日常から・・

もうすぐ10月だねぇ。
いい季節だねぇ。(私的にはね・・)

ちょうど20年前・・つまり1983年の10月であるが、
FMC(当時はJOINと言った)の本陣は、
大江3丁目から新大江2丁目へと移動を余儀無くされた。

その発端は、私が親から「出てけ!」と言われたことによる。

いや、トラブったわけではない。
機材で足の踏み場がなくなった私の《部屋》を憂いた親が、
「どこかで一部屋借りて、そっちで生活しろ!」と進言。
その言をそのまんま了解して、
大江3丁目から新大江2丁目の新築1ルームマンションに
本陣を移動したというのが主な理由である。

思えばここから流浪の旅が始まったわけだが、
ある意味「出エジプト」のような、
それでいて「独立愚連隊」のような気楽さを併せ持った
つまりFMCという団体の自主的な迷走というものを運命付ける
大きな出来事と言ってよいな。

ともかくあれから20年である。
20年前っつうと・・。
うちの嫁さんがまだ小学校低学年。
水前寺裕子や赤てん由華里がオギャーと生まれたかどうか?
玄米茶やよいに至っては地球上の分子レベルの存在である。

おいら20才。(笑)
大学生兼放送作家という肩書きはともかく、
単純にくそ生意気な若造であった。

ちなみに新大江2丁目への移転というのは、
単に活動空間が広がって居住性を増しただけでなく、
『24時間運用可能!』という、
まるで関西空港開港時の宣伝文句のようなことが現実的に可能という、
文科系若者集団にとって「これ以上は無い」という条件が
整ったことになる。
まさに起爆剤だな。

20年後の2003年である。
密かな企みは「小さいながらも居城を持つ」こと。
もちろん24時間運用可能というやつ。
あったらいいね。



榎田さんがプロデュースしている
「FMC」ターミナルサイトはこちらです。
http://www.fmc.or.jp/
ストリーミング放送を聞くことができます!

榎田信衛門さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「榎田信衛門さんへ」と書いて
mail@fmc.or.jpに送ってください。


Copyright (c) 2003. FMC/Getsuyo Club Ltd Partnership. All rights reserved. * Internet Explorer5以上推奨