所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第223回

5月5日の日常から・・

そういえぱイラストレーターの松村美江さんから
「熊本イラストレーターズクラブ展」のお知らせを頂いていた。
ややっ本日最終日!
昼過ぎ県立美術館分館に出かける。

県内在住10名の女性イラストレーターが、
「本をつくる。」というテーマで、各々が1冊の本を作っていた。
画集であったり、絵本であったり、サイズもまちまち
色とりどりで面白かった。

「こどもの日」である。
端午の節供である。
だから柏餅である。

柏は目出たい。(理由は各自調べなされ)
ちなみに神社のお参りは「柏手(かしわで)」ではない。
あれは「拍手(はくしゅ)」・・。
柏手と言うのは、昔、食べ物を柏の葉に乗せて供した際に、
「はーい!おかわりねー!!」というような合図として
パンパンと手を叩いたことに由来する言葉。
だから「初詣で柏手を打つ人々が・・」なんてコメントは
書いてはいけないのだ・・・と
以前インタビューした太宰府天満宮の権禰宜が熱く語っていた。

話はかわるが・・
毎日新聞の写真部記者が起こした爆弾暴発事件。
なんちゅう愚かな・・。
不発弾に対するイメージが欠如しておる奴は恐いものなしである。
(だから恐い)

太平洋戦争中、米軍が落とした爆弾の1つが不発弾となって
とある小学校の校庭に安置してあったとさ。
爆弾にはそれを炸裂させるために信管というのがネジ込んで
あるのだが、こいつを分解すると「グリセリン」が取りだせる。
ちなみに「イチヂク浣腸」はグリセリン溶液であるが、
舐めてみると「甘い」・・。
戦争中、甘いものに飢えておった小学生がグリセリンを見のがす
はずがなく、用心しながら信管を外しておったとさ。
しかし「ドカーン!」
そこにいた子供達は全員ミンチである。

武器は人を殺すことが「簡単」にできる道具である。

武器に対するイメージの枯渇。
専門技術に対するイメージの枯渇。
ともかく「知ったかぶりが金魚見て赤イワシ」という
ジャーナリストが意外と多いので驚く。

自走砲と戦車の区別もできず、
戦闘機と爆撃機の区別もできないジャーナリストが
山ほどいたぞ。

道理で不発弾でキャッチボールができるわけだ。
俺にはできん。


『今日の1コマ…A』柏の葉っぱ帽でおすまし(長男)。


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