所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第222回

5月2日の日常から・・

昼間、変なやつ江森がフラリと来訪。
そしたら水前寺裕子から「今日のプレス試写いけましぇ〜ん」との電話。
今夜は篠田正浩監督の引退作(らしい)『スパイ・ゾルゲ』のプレス試写。
江森に「行く?」と聞けば
「行きます」との返事。

7時にパルコ前に集合。(バッコン岩崎も参加)
「はなまるうどん」で軽く食事して、会場へ。

げげ!3時間以上ある大作かあ。
尻が痛くなるぜこれは!

作品の中身についてはそのうち「シネギャン」でやる予定だが、
あっさり書いておけば、私的には《面白い方》の作品であったよ。

でも、昔の日本の風景をCGで再現しちょるのだけど、
やっぱりCGなのね。
なんだか「上質な書き割り」の前で俳優が演じているって感じ。
それとイアン・グレン演じるゾルゲが、
ロジャームーア演じるジェームズ・ボンドと重なるところが
あったよーな・・。

一番いい芝居してたのは、杉山大将役の麿赤児だったかも(笑)。

終わってから江森が「食事でも?」と誘ってくれたが
超金欠病モードなので辞退して、そそくさと帰途につく。

しばらく夜の街を歩いてなかったのだけど、
確実に変質してるぞと思った。
壊れつつあるね。
ブロークンウインドウ理論を思い出した。


『今日の1コマ…A』上映前の映画館にて。


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