所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第157回

11月13日の日常から・・

昼過ぎから娘とポタリング。
まずはご近所『堂免公園』へ。

いつものように「すべり台」へ直行の娘である。
ここのはジャングルジムに付属するすべり台で、
登るのは3才児にはやや難しいのだが、
今回は、最後まで自力で登り切った。
ほほう。成長しちょるねぇ・・。

本日は風がやや強く、気温も低めではあったが、
晴天でなのでなかなか気持ちが良い。
でも、子供は1人もいない。

しばらく遊んだ後、道路の向こう側にある団地の
ポケットパークが気になるらしく、
「あっちに行こ!あっちに行こ!」・・。

団地の住民用なので若干気が引けるものがあったが、
どうやら誰も居ないようなので、
ちょこっとお邪魔させて貰った。

ここのはアメリカ製の最近よく見かける合成樹脂製遊具であった。
太いパイプ式の「すべり台」で、こういうのは初体験の娘は
かなり御満悦であった。

布施明が唄った『シクラメンのかほり』の中に
《疲れを知らない子供のように〜》という歌詞があるが、
まさにその通りで、まるで「エンドレスすべり台」である。

切りが無いので「次、行きましょう!次、どうぞ」という
いかりや長介っぽいノリで、娘を無理矢理自転車に乗っけて
再びポタリング開始。

大井出川沿いにのんびり走っていたら『水道端公園』に着いた。
「遊ぼ!遊ぼ!」
ここでもすべり台に直行である。

ここでは男の子2人が保護者同伴で遊んでいた。
まるで「第1子供発見!」である。

うち1人はすぐにご帰宅で、残るは男の子1人と我が娘である。
ちゃんとした児童公園なんだけどねぇ・・。
子供がおらんのだわ。

男の子(5才なんだって)のお婆ちゃんと立ち話。
「ここの公園にも不審者が出たようですよ」
・・なるほど、公園は子供にとって危険な場所なのか?

こんな状況を放置してきて、
わけのわからん遊具ばかり並べて来た行政にも不信感を持つし、
何より我々大人の無責任ぶりに痛い思いを感じた。

子供がいない公園くらい寒々しいものは無い。


『今日の1コマ…A』 新屋敷の水道端公園にて。広い公園に子供は僅か2人・・。

榎田さんがプロデュースしている
「FMC」ターミナルサイトはこちらです。
http://www.fmc.or.jp/
ストリーミング放送を聞くことができます!

榎田信衛門さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「榎田信衛門さんへ」と書いて
mail@fmc.or.jpに送ってください。


Copyright (c) 2002. FMC/Getsuyo Club Ltd Partnership. All rights reserved. * Internet Explorer5以上推奨