所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第155回

11月10日の日常から・・

お昼過ぎ・・FMCから徒歩1分の『大江小学校』に出かける。
ここは近隣住民の『投票所』になっておる。
ちなみにあっしは既に不在者投票を済ませておるので投票所には用は無い。

いやね。ちょいと有権者の声を探ってみたくなってね。
つまり《出口調査》ってこと。

58才のおばちゃんに聞いた。
「三角さん好かーん。やっぱそろそろ若か人に代わってもらわにゃーん」

62才のおばちゃんに聞いた。
「わたしは自民党支持者だけどね、若い人に期待してます」

41才(には見えない)の超フケたおじさんは・・
「はい。幸山さんです。組織選挙は嫌ですな」

なんだ!なんだ!?おいおい幸山陣営調子いいじゃんよ。

実はねぇ、あっしは某国会議員の広報担当をやったことがあっての、
選挙のいろいろは結構熟知しちょるのよ。
有権者のマインドとかをビビビっとサンプリングするのは得意なのね。
でもねぇ、今回の選挙は何だか全く読めない。
草の根側がいい感じのような気もするし、
組織力側も侮れないような気もするし・・。

この後、5人ほどに声をかけたが、何れも幸山支持であった。
でもまだ安心でけん。

ふと足下を見れば500円玉が転がっておる。
ラッキーである。
しかし遺失物を勝手に着服してはいけない。

さてさてジョイフルタウンの『めしや丼』である。
150円を追加して(何に?)ハンバーグ定食を食った。
御飯もおかわりした。いや有意義であった。

午後9時半。開票が始まった。
当初、報道の遅さにイラついたが、蓋を開けてみれば、
幸山陣営なかなか好調である。
しかし、一部報道では現職三角陣営が抜き返したとの情報。
まさしくデッドヒートである。

幸山優勢もしくは当選確実の場合は、
FMCも特番を入れるということになっておったのだが、
午後10時過ぎの一部報道で三角陣営大幅リードとの情報。
「あらら、これは特番無しね・・」と思って気を抜いたらば、
今度は幸山大幅リードである。しかも開票率70%を超えた。

『スクランブルだぁ!』

大慌てで(笑)、デンスケ+デジカメをひっ下げて、
幸山選挙事務所へGo!

移動中、ラジオの速報だけじゃラチがあかんので、
ヘルペス和田から速報を逐一携帯に伝えてもらう。

幸山事務所到着寸前に、和田から「当確でました!」の知らせ。
「やったじぇーーーー!」

幸山事務所は、支持者とか、単なるヤジ馬とか、報道陣などで
それはもう《ごった返し状態》であった。

事務所入り口付近にもまるで宮崎駿アニメの群集シーン宜しく、
おっさん達が群がっておるので、全然先に進めない。

隙間を見つけては1歩ずつ進むという、まるで「砕氷船」のような
進み方で事務所内へ。

インタビューしたいターゲットはズバリ平野みどり県議。
『日刊FMC特番』に出て頂いたこともあり、
現在の心境に迫りたかったから。

ズルッズルッと隙間に割り込んでいく。
(この模様は某テレビ生中継で見切れていたらしい。やった!)

で、平野県議発見!
ちょうど読売新聞が取材中であった。
割って入ってもいいのだが(テレビ屋時代ならそうしていた)、
紳士的に切れ目を待ってやった。
すると背後から声が。
中学時代の同級生河口君であった。
「フケたなぁ!」あっしの第1声である。(失礼)

すぐさま彼にインタビュー。
で、途中から平野県議にもインタビュー。
平野県議、涙だの何だので、もう顔ぐちゃぐちゃである。
でも嬉しそう。いや嬉しいに決まってる。あっしも嬉しい。

さーて、目的は果たしたので「帰ろかな?」と思っていたら、
今回、草の根の原動力にもなったNEXTEPの島津氏が声をかけてくれた。
「んじゃ、お若い皆様の声も聞かせて頂きやしょう」ということになり、
賑やかにインタビュー。
もう、選挙なんだかプロ野球の優勝シーンだか分からないような盛り上がりで
お声を頂く。

タクシーすっ飛ばしてFMCへ。
すぐさま音を編集。写真も加工。大慌てでHTMLを打ち、
1時間でアップ。我ながら早業である。

で、今はなんとなく嬉しい勝利の美酒を飲みつつ、
おでんをつついておる。

いやぁ〜楽しい1日だった。


『今日の1コマ…A』 37才の新市長。市長なんて今まで撮ったことがない被写体であるな・・笑。

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