概ね日刊？月曜倶楽部新聞

所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」

本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。

第123回

１０月２日の日常から・・

午後2時から葬儀に参列・・。
亡くなられた奥様は齢53才であったとのこと。
喪主(夫殿)は、関羽か張飛か？というヒゲ面のゴツイおじさんなのだが、
式を締めくくる挨拶ではグッと来ただよ。
とつとつとした言葉の１つ１つに奥様への愛情を感じてねぇ・・。
ちなみに葬儀会場は熊本インター近くでござった。
《行き》はフィラリア井元号に送ってもらったのだが、
「はてさて、帰りは・・バス停は・・」と思案しておったら、
学校のオーディオ担当講師でもある奥村氏が近所まで乗せてくれる
とのこと。ありがたく同乗させて頂く。
（ソニー製品の御用命は、味噌天神電停前『ソニックオクムラ』へ）
さてさて車内では・・
「いやぁ、身につまされますねぇ・・」
「そうですねぇ・・」
なんて極めて普通なオヤジ会話を展開しつつ、
車は東バイパスを南下。
20分程で渡鹿交差点に到着。ここでお礼を述べつつ下車。
県劇通りをトボトボ歩きつつ、
「やっぱ、生命保険もう１つ入っておくか・・」なんて考えたら、
妙な空腹感を覚えた。
葬式って、神妙な時間と言うか、ともかく身体をブラブラさせずに、
キチッと座っていなければならないじゃん。
ひと昔前の「カチンカチン体操」みたいなもので、
長時間動かない分、逆にエネルギーを消耗するものである。
でもなぁ。黒服で思いっきり葬儀帰りと分かる紙袋ぶらさげてるしなぁ…。
「ケンチキの前か・・うーん、やっぱ入りにくいぞ」
「ばんばん寿司ね・・仏式の葬儀の後で生臭いものは如何なものかなぁ」
「めしや丼かぁ・・そこまでは腹減ってないしなぁ」
「焼肉ウエスト・・葬儀帰りにこれはヤバいっしょ」
「ジョリーパスタ・・イケそうだが、パスタなら自分で作った方が旨い」
「ハムスターって・・葬儀帰りにマンガ喫茶ってのは」
「サンマルク・・うーん、１度も入った事が無いし。パン党じゃないし」
・・・結局、そのまんま寄り道無しで帰宅。
着替えて茶をすすり、落ち着いた。

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