所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第106回

9月14日の日常から・・

先日、NHK『クローズアップ現代』で、
天気と体調の変化に関する興味深いレポートを取り上げていた。

ドイツのテレビ局では天気予報に体調予報(気圧や気温の変化で、
血管も収縮する。循環器病や精神的なストレスを予報している)
を併せて放送しているというは以前から知っておったが、
曇りや雨の日に「鬱病」を発症する人が極端に増える!というデータ
はちょっと目を引いた・・。

ちなみに、太陽光線の量が減少すると(要するに暗くなると)、
脳内にある「眠気を催す物質を分泌する部分」の活動が活発になり、
眠気やだるさを呼び起こすのだという。
しかし、普通の人は昼間働いておるから、おちおち寝てはいられない。
するとストレスが増大し、やがてイライラやモヤモヤが頭をもたげて
鬱の状態になるんだって。

で、治療法は至って簡単。
患者に「束にした蛍光灯の明かり」をじっと見つめさせるだけ。
明るい光を見つめるだけで、眠気物質分泌屋さんが大人しくなって、
鬱状態から脱するのだそうだ。

なるほど深夜労働とかは確かにいかんらしい。
でもコンビニ店内なんかは異常に明るいから、
深夜バイトするならコンビニ系がいいかもね。(笑)

思えば、《超深夜型&ドラキュラ並み》で、
太陽光線を浴びることが少ない毎日送っておったあっしは、
ひょっとすると鬱状態だったのかもしれん。
確かに昼間の眠気とか凄かったもんなぁ。

今?
昼型なのよ。
午前中にいろいろと人とお会いするスケジュールの組み方をしてるお陰で、
毎日太陽光線浴びておるよ。
夜明けを待ってからベッドに潜り込む毎日だったのに、
今は日付けを跨いだら、もう寝る準備開始である。

妙な眠気やだるさは無くなったよ。太陽光線の効果てきめんである。



(深夜だけど、ちょっと追加)

「ロザール事件」を御存知か?
あるフィリピン人女性が犯人とされた殺人事件を巡る
非常に、非常に、非常に不愉快な裁判のことである。

ロザールという名の女性は、来日後しばらくして日本人男性Hと結婚。
長女Aをもうけた。
その後、夫Hが家庭内暴力をふるうようになり、
それに耐えかねたロザールは、偶然知り合った別の日本人男性Tと恋におち、
Hとの離婚を決意する。
ちなみにTにも別居中の妻がいた。
Hはロザールとの離婚に抵抗するが、既にロザールとTは同居しており、
結果的に離婚を認めることになったようだ。
ある日、長女Aが重い病気で緊急入院した。
ロザールが看病していたその間隙を縫って事件は発生した。
Tが自室で全身100箇所以上を刃物で刺されて殺害されたのである。
直後から地元警察は、完全に違法な手法かつ思い込み捜査で
ロザールを犯人と断定。 強引に自白させる。

そしてめちゃくちゃな裁判レースが始まった・・・。

ああ、書いていて胸くそが悪くなって来た。
ここから先は何がどうなったのか自分で確認せよ。
何がひどいのひどくないのって、
日本の司法ってのはこの程度なのかよ!ということ。

一審は「有罪」
二審は「逆転有罪(!!)」(意味分かる?凄いことなんだぞ)

もうむちゃくちゃ。
逆転無罪じゃなくて逆転有罪ってのは何なんだよ。
しかも物的証拠まるで無し。
推理と可能性(つまり思い込み)だけで懲役8年だってよ。
この国に正義は無いのか!
ひでえ国だぜ日本ってのは。

詳しくは下記リンクでストリーミングで見なさい。
必ず怒りが込み上げてくるぞ。

《ザ・スクープ》

こちらのサイトも見ておくべし。
《ロザール事件のページ》


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