所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第094回

8月29日の日常から・・

台風15号(別名ルーサー)が九州に接近中。
明日は『FMCトークセッション』だっつうによぅ・・。
タイミング悪すぎ。

もっとも暴風雨の中で怪談というのもこれ以上無いという
素晴らしい演出ではあるのだが、
お客さんの安全というものを考えると、
そうも言ってられない。

30日の正午に開催の有無を発表することになっちょるが、
8割がた「延期」になりそうな気配である・・。

スケジュールの詰まり具合からして、
延期は殆ど中止という意味になる。
あーあ、提灯が・・。

ところでどこの県で起きた事件かは忘れたが・・。
学校事務員である父親が、
2才の我が子を車の後部座席に乗せて保育園へ送るつもりで出かけた。
ところがこの父親は、そのことをすっかり忘れてしまい、
保育園に立ち寄らずに勤務先である学校に向かってしまった。
悲劇の幕開けである。
7時間後、父親は車内で熱死した我が子の変わり果てた姿を発見するのである。

なんちゅうポカだろーか。
うっかりとか、過失にしては余りに酷い。

そもそもこの父親は7時間もの間、
我が子のことを1度も思い浮かべなかったのだろうか?
思い浮かべて、我が子が置かれている現実を連想することは無かったのだろうか?

何れにしても大ポカの極致。大馬鹿野郎である。
子殺しの汚名を着させて市中引き廻しの刑に処すべきである。

あっしゃ、少なくとも数10分に1回は娘のことを思うぞ。
それが親として極々普通の感情なのではないのか?

否、そうでない親が増えているのかも知れぬ。
つまらん世の中である。

明日、3才になる娘の成長に喜びつつ、
我が家は貧乏なれど、まあまあ幸せな一家で良かったと思った。

※FMCは『幼児車内放置事件撲滅運動』に協賛している。
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