所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第089回

8月23日の日常から・・

3時から『QIC』の収録。(最近、金曜に収録すること多し)
プッタネスカ未由紀が「スタッフ掲示板」で参加を呼び掛けるが、
だーれも来ん。

来ても仕事はADである。
茶汲みと笑い屋、それに「カンペ」書きである。
ところがこのカンペ書きが重要で、
トークを補足するデータとか、不意の言い間違いとかを
極めてスピーディに「カンペ」に書いてスタジオに
提示するという仕事である。

この経験の深さが後に演出(特に生番組)の技量を左右すると
言っても良い。意義ある仕事なのである。

みんな忙しいのね。

7時からミーティング。
これが最悪につまらん。
入って来る時から「だら〜」っとしていて、全くもって締まりが無い。
発言も小学校のホームルームの方が数段マシという体たらくである。
一体、何しに来ているのだろうか。
正直「怒る」気にもならんのよ。
アホらしくて引きつった笑顔しか出らん。
こんなことも自主的に分からん奴はとても成人とは言えない。
空気を読んでいるつもりかも知れんが、
空気を斬る!という方法があること・・ま、言っても無駄か。

ところでミーティング前(QIC本番終了後)に、
P未由紀と小1時間いろいろダベったが、
そっちの方が中身が濃いのは何だ?

あっしは今の状態で留まるつもりは無いし、
第一、FMCは仲良しクラブでは無い。
増してや、リスナーの顔色伺って体制を維持するつもりもさらさらない。
何なら暫く全ての番組をストップしても構わん。(かなり本気)
とりあえず新規スタッフ募集は一時的に休止することにした。

だらだらミーティングが終わって1時間後、
タイミングよく変なやつ江森がやって来たよ。
切れる奴は話の飲み込みが早い。
対話にちゃんと発展する。

福岡で番組作ってた頃、一緒に仕事していたDJのA氏が発した
「大学生なんかダメですよ。何もできない。彼等5人(AD)よりも
僕1人の方がよっぽど役に立ちますよ!」という言葉をふと思い出す。

それは不遜な言葉ではなくて、
まさに事実であったからあっしも反論できなかった。
しかし、どこかでそうでないことを期待する自分が居て、
だからFMCなんていうお荷物を喜んで背負い続けているわけ。
なぜだろう?
《爆発的な可燃性》つまり若気の暴走を是とするあっし独特の哲学が
そうしているのだろう。
これは年食ったら出来んもの。

しかし、冷えてるし、湿気ってるぜ・・うちの若い者は。


榎田さんがプロデュースしている
「FMC」ターミナルサイトはこちらです。
http://www.fmc.or.jp/
ストリーミング放送を聞くことができます!

榎田信衛門さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「榎田信衛門さんへ」と書いて
mail@fmc.or.jpに送ってください。


Copyright (c) 2002. FMC/Getsuyo Club Ltd Partnership. All rights reserved. * Internet Explorer5以上推奨