所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第081回

8月13日の日常から・・

冷房サマサマである。

朝からずぅーーーーっと
PC前で仕事。
お馴染み「休憩無し登山モード」である。
疲れた。

只今、日付けが変わって14日の午前1時。
12時間ぶりにネットを徘徊してみたら、
なんだか世の中って、たった10時間でも随分動いているのね。
こりゃあ2〜3日ネットから隔絶したら、どうなることじゃろ。
これってネット依存症なんじゃろな。

メールも溜まってるし・・。(ちなみに150通・・ふぅ)
返事は後でね。(すまぬ)

昼間、ちょっと調べものがあって図書館に出かけたんだけど、
欲しいものがなくて《無駄骨モード》・・。
まぁ、出かけたついでってことで、ダイエーの本屋に立ち寄った。

『ワシズム』の2つ目を立ち読み。

小林よしのりって、やや乱暴な国粋男だと思っておったのだけど、
最近の論調を見ると、何だかあっしのそれに接近しちょるような。
対米の思想とかそっくりだし。あらまぁ。

でも、目を引いたのはねぇ、西部邁との対談モードの部分。

『ゴー宣』で得体の知れない似顔絵でコテンパンにされた面々について
なんだけど・・

ある者はヒステリックに怒り狂い。
ある者は冷静に情勢を見つめる。
その差異は一体何だったのか?

実は西部も「ムカァ!」と怒ったそうだが、
気を取り直して冷静になったそうな。

その理由を尋ねられた西部は・・
「家族のフォロー」みたいな事を言う。

なんとヒューマン!なんとアットホーム!
西部にしては、ちと温かすぎるコメントではないか。(笑)

でもなぁ。
そうかも知れんなぁ。

家族って、
単なるウレタンクッションみたいなフワフワでもダメだし、
かと言って、土壁みたく硬すぎるのも困りものだ・・。
ここは『衝撃吸収高分子クッション』みたいな、
硬からず柔らか過ぎずのショックアブソーバーっぽいのが
家族として及第点なのであろう。
ちなみにそれが備わっている人って、
「逃げ場」や「ガス抜きの場」みたいなものがあるのと同じで、
怒りや焦燥感などを癒すことが自然に可能になるのだろうな。

ところが、そうでない人は、
《怒りっ放し》とか《焦りっ放し》になっちまう。

喧嘩の引き時が分かっとらん奴が増えてるのも、
家族崩壊の風潮と何か因果関係があるかもしれない。

娘の顔、見た途端・・
仕事で急回転しっ放しだった頭が、
すぅーっと冷めてくるもんなぁ。
やはり家族ってものは大切である。

・・・なんて思った。


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