所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第075回

8月7日の日常から・・

実は勝手に夏休みを決め込んでおる。(一応今日までの予定)

で、今日は天水町の『尾田の丸池』という水源地に出かけた。

直径1.5mほどの真ん丸の池からこんこんと清水が湧き出ておる。
だから「丸池」なんだろな。

溢れ出た水は、すぐ横の天然プールに注ぎ、
そのまま小川となっておる。
さすが夏休みである。沢山の子供達で賑わっておった。

娘が、お尻のところまで水につかりながらはしゃいでおる。
(不覚にも水着を持参し損ねた)

僅かに深くなっているところに歩いて行きそうになったので、
(何ぶん幼児なので、用心するということで)
作務衣ズボンの裾をまくって天然プールに入ってみた。

「つ、冷てぇぇーーー」
うげげ!である。10秒と入ってられぬ。

よくまぁこの水温で泳いでられるものである。
ここら辺の子供恐るべしである。

見れば、勉強は出来なさそうだが(笑)、
真っ黒に日焼けした、元気のいい健康そうな子供達である。

昨夜『NEWS23』で筑紫哲也と村上龍の対談をやっていたが、
この国(つまり日本)に「希望」はあるか?・・というものだった。

冷水にザバーン!と元気よく飛び込むこの子らを見てると
「まだまだ希望を託す余地はあるかも・・」
と思えたりする。(まぁ儚い希望だけんど)

実はここ数年、私が肌で感じている世の中の「変化」がある。
それは《依存型なのに多弁型な若い衆の異常増殖》である。

ある時は指示待ちドップリだったり、
ある時はネゴシエーションの力量が全く無かったり、
ある時はモチベーションの有無さえ自覚していなかったり、
ある時は想像力が異常に幼稚だったりで、
何かにつけて「誰かデキる人に依存する」という寄生人間のことね。

で、こいつらがただ寄生するだけの大人しい輩なら弊害は少ないのだが、
実はこいつら、異常に「多弁」である。
※勘違いするなよ「多弁」と「雄弁」は違うぞ。

ともかく、欠点を指摘されたり、
横道に気を配ることの重要性なんかを指導されたりすると、
途端に「多弁」になり、自己のお子ちゃまな部分を防衛すべく弾幕を張る。

これって思春期前の中学生(あるいは小学生か?)が、
本能的にやってしまう粗相だろうよ。

少なくとも20才過ぎてやってる奴は、社会的不適合者である。
「マル適マーク」ならぬ「マル不適マーク」を貼ってやるべきである。

でもなぁ・・こんな奴、異常増殖しちょるよ。

いったいどういう理屈でこの手の輩が増殖しちょるのか?
いろんな学者や評論家が論じてはいるけれど、
納得のいく答えは出ていないようだ。
でも、増えているのは真実だ。

で・・ここ数年なんだけど、
こういう《依存型なのに多弁型な輩》を何人も見るにつけ、
あっしは、若い衆に対して相当懐疑的な目を持つようになってしまった。
(余談なれど、FMCを強制退会になった輩は殆どこのカテゴリーに当てはまっておる)

ただ、今年に入ってからかなぁ・・
あっしの目に掛かった「懐疑的色眼鏡」から、
少しずつではあるが、色が抜けて来たように感じておる。

FMC版「構造改革」もほぼ完了したしのぅ・・。(笑)
ちなみに構造改革の狙いの1つはね、
《依存型なのに多弁型な輩》が住み着けない環境(抗菌コートみたいなもの)
を作り上げること・・。
仮に入って来ても「長居出来ない環境」を作っちゃった。
これって実はFMC27年の歴史の中で「かなり革命的」な出来事なのよ。

さて!・・『希望』を持って、連中と向き合ってみようかいの。

ほう、今夜の『NEWS23』の対談はカルロス・ゴーンか。
なかなか耳触りのいいことを言っておるなぁ・・。
ちょいと「受け売られて」みるか・・。


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