所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第074回

8月6日の日常から・・

『日刊FMC日曜版』の収録で、御船町の「吉無田高原」に出かけた。
参加者は、MCのプッタネスカ未由紀以下、
玄米茶やよい、フィラリア井元、楓、私・・以上5名である。
ちなみにこの高原に出かけるのは、私は今回初めてであった。

熊本市から凡そ1時間弱・・。
阿蘇外輪山の南東中腹に位置するこの高原は、
草スキーやら何やら、高原っぽい雰囲気満点の小規模観光地であった。

まずは、高原のちょい先(というか下方)にある「吉無田水源」へ・・。

名水百選にも数えられ著明な湧水地であるが、
実に気持ちのいい場所であった。

何よりも「水」が鮮烈である。
冷水機を通したように冷たい湧き水が豊富に流れ、
辺りの渓谷の清清しさと相まって、
周囲を清浄な冷気に包んでいる。

案内板を読めば、江戸時代に長いこと植林を続けた甲斐あって、
慢性的な水不足に悩まされていたこの場所に、
いつしか巨木の根をかきわけて、
清水が湧き出るようになったとのこと。

つまり、植林によって山の保水能力が高まり、
遂に豊富な水脈を構築するに至ったというわけか。
いかにも宮崎駿あたりが喜びそうなエピソードである。

見れば、次々に水汲みの客が参集してくる。
ポリタンクだの、リサイクルしたペットボトルだのを抱えて、
どこからか集まってくる。

妙に俗化してつまんない場所になった白川水源よりは、
なるほど「水の御利益」がありそうだもの。

1本番組を収録して「吉無田高原」に移動。
ここには「緑の村」という多分3セクなのかな?・・観光施設があって、
入場料(大人200円)を徴収して、
草スキー場とか遊技具なんかを監理しておる。

斜度30度くらいの芝生の坂をダァー!っと駆け上がる。
当然息が切れる。
振り返る。
眺望がいい。
遠く有明海、さらには島原半島、平成新山(普賢岳)が望める。
斜面を上昇気流が滑り上がって来るのもわかる。

正直、大した高原では無いと思うが、
眺望のバランスはかなりいい感じであった。


榎田さんがプロデュースしている
「FMC」ターミナルサイトはこちらです。
http://www.fmc.or.jp/
ストリーミング放送を聞くことができます!

榎田信衛門さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「榎田信衛門さんへ」と書いて
mail@fmc.or.jpに送ってください。


Copyright (c) 2002. FMC/Getsuyo Club Ltd Partnership. All rights reserved. * Internet Explorer5以上推奨