所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第071回

7月29日の日常から・・

いよいよキッチンスタジオリニューアル作業突入!

当初は「あっ!」と言う間に片付けてしまうつもりだったが、
懲りはじめると止まらない性分が災いした。

食器棚の中に、コーヒーカップを釣り下げるフックを作ってみたり、
いろいろやっていたら時間がなくなった。

午後6時半から『熊日生涯学習プラザ』のパーティなのよ。
場所は「ホテル日航」・・。
よく考えたら、ここを利用するの初めてである。

5階の《阿蘇》という宴会場に着く。
ちなみに会費は7500円!(結構痛かったりする・・笑)

中に入ると「やや!70人ばかり居るぞ」・・。
てっきり20人程度の中宴会を予想していたのだが、
こりゃ大した宴会だ。

いろんなジャンルの講師が大集合ということで、
延々自己紹介タイムが続く。
沢山居るので、誰が誰だかさっぱりわからんぞと。

その後は福引きコーナーであった。
「びぷれす」の中にある会員制クラブ『熊日倶楽部』の
コーヒーチケットが当たった!

と喜ぶのも束の間・・
「あれ?熊日倶楽部ってどうやって入るの?」と我にかえる。

隣席の講師先生に聞けば、
入場の際、皆に会員証が配られたとのこと。
「やや!貰い損ねたんすが・・」と・・係りの人に言えば、
「何かの手違いですね。後で差し上げます」とのこと。
これでスタバなんかに行かなくても、落ち着いたコーヒーが飲めそうだ。
しめしめ。

パーティは「ふるさと」の合唱で締め。(何故?)
帰り際にフランスパンを土産に貰い、ホテル日航を後にする。

外は凄い「湿気」だ。眼鏡がとたんに曇った。

不快指数100%で、一路「西銀座通り」に向かう。
24日にオープンした『ことのね』というバーに寄ってみようと思ってね。

この店の店長は、以前『BLUE』にいたひとみちゃん・・。
「タラモアデューでも飲みにいらしてね」と嬉しいDMを貰ったもんで、
夜の街に出かけたついでに、ちょいと覗いてみようというわけね。

ところが・・。
西銀座通りを行ったり来たりするものの、店がみつからない。
某ビルの1階ということは分かっておるのだけど、
そのビル自体が見つからないのよ。

「あれれ?」と迷っていたら・・
「ParaTさーん!」と声がかかった。
声の主は、ひとみ店長殿であった。

店の中から、うろうろしている怪し気な《金髪+作務衣》の男が
見えたらしい。

《思い込み》とは恐ろしいものである。
てっきり「飲食店系雑居ビル」の1Fだと思っていたもんで、
いろんな雑居ビルの中を探していたんだけど、
実は「路地」に面した特級店鋪なのであった。
目の前を何度も往復していたのに気付かなんだ・・。

中に入る。ほほう。落ち着いた店である。(和風)

ひとみちゃんとお話するのは1年ぶり。
会話の接点を見い出すのに力点が置き過ぎたせいか、
なんとなくチューニングがずれたトークとなっちまったが、
いつものバカの1つ覚えのアイリッシュウイスキー「タラモアデュー」で
小粋なひとときを過ごす。

店を出るとやはり《すごい湿気》・・またまた眼鏡が曇る。

下通りを歩くと、飲み屋のキャッチのネエちゃんが嫌でも目に入る。
湿気と相まって、実に《鬱陶しい》のだが、
・・彼女等も生活がかかってるしなぁ。
な〜んて妙に納得しつつ、家路についた。

明日はキッチンスタジオ改装の後半戦である。


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