所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第054回

6月18日の日常から・・

先週出来なかった仕事のしわ寄せで、
今週は途端に大忙しである。

・・とは言うものの、
やれば出来る!という単純作業ではないので、
気分をうまい具合に転換させながら、
1つ1つ山を越えていくという「地道さ」が
必要だったりする。

とか何とか言いつつ、
昨日は昨日で「授業」でしょ。
なんだかんだで他にやることが多くて大変である。
ま、仕事があることはいいことではあるが・・。

ところで・・
先週もそうなんだけど、
月曜日って天気悪いのよね。

湿気が大嫌いなんで、
こういう日は外に出るのもイヤなんだけど、
仕事だからそうは言ってられん。
(なんだか愚痴モードっぽくなってしまった・・反省)

さて今回は「シナリオ/発想の展開」てなテーマの90分講義。

例えば場面は「交番」・・。
そこに居るのは巡査A(42才)。
深夜2時。交番に男B(32才)が現れ、
「3丁目の山田さん宅はどこか?」と尋ねる・・。

設定はこれだけ・・。
さぁ君はどんなストーリーを展開していくかな?

私の授業はこんな感じである。

生徒達の発想はそれなりに面白い。

「実は男Bこそが山田さんであった」
「いや、巡査Aが山田だ」
「巡査Aと男Bは各々ホモで、一目惚れしてしまう」

いろんなアイデアが飛び出す。
コントにもなるし、非常にシリアスなストーリーも展開できる。

発想は無限大と言うが、
まさにそれを実感して欲しい・・それが狙い。

授業の後半は「特撮談義」になっちまった。
次回は「ニッポンの特撮に見るシナリオの妙」てなテーマでやることにした。

さて、本日・・。

朝からコツコツ仕上げに入るが、
まだ納得いかない。

午後、日刊FMCの収録でマル純来訪。
その後、気分転換を兼ねて家族揃って『カメラのキタムラ』に
出来上がった写真を受け取りに行く。

そのまま国道3号線→国道57号と進んで宇土半島へ。
三角西港で休憩。

ねっとり・べっとり抱き合う熱烈無恥カップル(ちなみに1組)
に白い視線を投げかけつつ、家族でぶらぶら散歩。

近くの婆ぁさまが、娘に『ボンタンアメ』をくれた。
あっしも御相伴にあずかり、久々に食ス。
うーん懐かしい味・・。
そう言えば、姉妹品『兵六餅』も長いこと食ってないなぁ。

さてさて、日もまだ高いっつうのに
ねっとり・べっとり抱き合っちょる熱烈無恥カップルが
いちいち視野の中に入ってきやがる。
実に視覚的に気持ち悪い。

そそくさと立ち去ることにした。
で、国道57号を逆戻り、大田尾海岸に降りた。

娘にとっては初めての波打ち際である。
「きゃっきゃ!」と奇声を上げながら、
石ころを拾っては波間に放る・・。
石ころを拾っては波間に放る・・。
石ころを拾っては波間に放る・・。

終らない・・。

私は私で、
波打ち際を行ったり来たり浮かんでいるタイヤを眺めつつ、
「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ・・か」
な〜んて、石川五右衛門の辞世の句なんかを呟いたりする。

風が強くなって、
心なし波も高くなってきたので、撤収。

国道をしばらく進み、赤瀬海岸に着いた。
ここは干潟周辺が公園化されている。

引き潮になっていたので、再び途中下車。
無数にうろちょろするシオマネキや、
ムツゴロウ、ヤドカリなんかに遭遇して
またもや娘は「きゃっきゃ!」である。

あと2時間で日没だな・・。
そんな初夏の夕間暮れ、
干潟の遠くに赤い夕陽が、
いいコントラストを作っていた。

さて、リフレッシュ!
明日には作り物が完成である。(多分)


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