所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。

第024回

5月15日の日常から・・

ここFMCの2階、通称マルチメディア室。
サーバが唸り・・いや唸りと言う程ではないな、
穏やかに24時間動いている。

初代サーバは1度もクラッシュすることなく、
凡そ5年間、その任務を全うしてくれた。
(しかも予備機として今も2号機を見守っている)

2号機、実は名前がついている。
ちなみに『ゆきかぜ』と言う。

軍事マニアなら絶対知ってるこの名前。
そう『駆逐艦・雪風』がベースである。

何故『ゆきかぜ』なのか?
実はきちんとした由来がある。
でもこれは門外不出の内緒・・・じゃ連れないか。
なら、こうしましょ。
3年後、つまり2005年の5月15日に真実を打ち明ける
ということで・・。
(真実と言うほど重大なものではないが・・笑)

さて、サーバである。
FMCのWebサイトのデータやメール管理など、
情報の核となる機械である。
FMCの生命線の1つと言っても過言ではない。
当然セキュリティなどにも気を遣うことになる。

しかし!!あらゆるウイルスより恐ろしい強敵が居た!!
娘の楓である。

ふと目を放した隙に、音も無くサーバに近付き、
見事な早業で、サーバの電源を「カチッ」・・。
嗚呼ぁ、やられたぁ・・。

『艦長!ゆきかぜ、全機能停止であります!!』

などと叫んでいる場合ではなく、
急ぎ再起動をかけねばならない。

「無理に電源切ったら、壊れる時もあるのよん」と
ブツブツ言いながら娘をサーバから引き離し、
《スイッチオン》である。
横で「スイッチ・オーン!スイッチ・オーン!」と
叫びながら満面の笑みで飛び跳ねる娘・・。
・・他人だったら半殺しである。

ディスプレイに映し出される
ゴチャゴチャしたコマンドを目で追いながら、
立派に起動したのを確かめつつ、
「やはり《防衛》は重要である」などと呟きながら
ガムテでスイッチをプロテクトしていく私。

いま、新品『ゆきかぜ』に無骨な黒のガムテがベタっと
貼ってある。
無骨な勲章ということで・・。
なんだかなぁ。


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