所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。

第008回

4月29日の日常から・・

昼下がり、
娘(2才半)が「おさんぽ・おさんぽ」と言うので
ちょいと出掛けてみた。

結構日ざしが強い。
初夏を思わせる陽気だ・・。
それでも、すぅーっと一陣の風が吹き抜けると
結構な清涼感だ。
いい季節なんだな。

「おてて・おてて」
そう言って左手を差し伸ばしてくる。

普段から手なんかつないで歩く習慣がないので
なんだかサマにならないような気がするが、
ま、いいや。
所謂父と娘の2ショットである。

いいね、詩的だね。

ぶらぁ〜っと大江小学校の外周を歩く。
ゴールデンウイークの学校ってのは寂しげだ。

思いきりドピーカンの直線的な光が照りつけている。
校舎の壁がハイなコントラストで乾いている。

そう言えば、エッセイストの吉本由美さんが
ここの卒業生だとは知らなかった。

NHK「ようこそ先輩」で出てたのよ。
ロケ地は当然ココ。

ちなみに私は昭和50年度(1975)の卒業生。
確か創立100周年でタイムカプセルを埋めた記憶がある。
あのタイムカプセルの行方は今?

20年くらい前までは「埋設地」を意味する碑が
あったと思うけど・・。

小学校外周を通り抜けて、表通りに出る。
ぶらり散歩は、県立劇場にまで至った。

県劇前の広場でくつろぐ。
「すわろ・すわろ」ベンチを指差す。
ベンチで2ショットの親娘ってな具合。
また風が吹き抜けた。

もうこんなところまで歩けるんだなぁ・・。
娘の成長を実感した瞬間だったよ。


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